おこめ

年下彼氏×年上彼女 の恋愛小説書いてます

My precious one 2話

2

 


次の日もいつもと変わらずコーヒーショップに行く。



「いらっしゃいませ、あっ」

 

心なしかパッと表情が明るくなる彼。
そんな表情に胸がキュンとなる。

 

『お疲れ様..です。』

 

連絡先を交換したとはいえ
あまりにも馴れ馴れしくするわけにもいかないし
でもよそよそしすぎるのもギクシャクしてしまう。

 

 


「ラテ。ミルク多めですね」

『....はい、お願いします』



なにを意識してるんだ私は。



こんなイケメンが私だけを見てるはずはない。


自分に言い聞かせるのに必死で
つい上の空になってしまう



「お待たせしました」


『...』


「梨紗さん?」


『?!あっありがとうございます!』


「ふっ、午後も頑張ってください。」



彼の微笑みに心臓が跳ね上がり、
動揺が隠しきれない。



「ねえ梨紗」

『ん?』

「あのイケメン店員となんかあった?
なんで梨紗の名前知ってんの」

『え、あぁ、、えっと』



私は昨日のことを軽く話した。



「えぇ?!!!!!」



『ねえ声』



「だってそりゃ驚くよ、
連絡先聞かれたって何事?
しかも仕事終わるの待ってたわけ?!」


『そのようだね...
でもまあ、数いる女の1人じゃん?』


「まああんなにイケメンだとね。
そう言い聞かせといて損はなさそう。
でもいいじゃん私も連絡先知りたいわー」



冷静な同僚でよかったと安心したときふと携帯が鳴った



ー永嶋くんー



「ねえ、永嶋くん。きてる。」

『え』


“今日も昨日と同じぐらいまで仕事ですか?”


「うわなにこれー!早く返事してよ!
もうちょっと早く終われそうって!!」


『面白がってるでしょ、、』


そう言いながらも内心嬉しくて
にやけてしまいそうなのを必死におさえた。